「メル友」という言葉を聞いたり読んだりしない日はない、という位
日常生活に溶け込んでいる「メル友」=「メール友達」ですが、
今回はこのメル友、電子メールの由来、意味などを詳しく述べていきたいと思います。
メル友は、PC上での電子メールや携帯電話でのメールを通じて交流する友達のことです。
「メールだけ」の友達とも言えます。
もともと電子メールが普及する前までは、雑誌などの「文通相手募集」や「ペンパル募集」などで、
「文通相手」を探すのが一般的で、そこで趣味が合いそうな人や住んでいるところが近い人を探し、
手紙を通して交流したようです。
ただ手紙を書いて切手を貼って投函して、そして相手のところに届けられて
それから返事を待って…と、時間もかかる上、レターセットや切手代なども
かかったりして、それなりのコストと、かなりの忍耐力が必要とされていました。
それはそれで良い面もあったのでしょうが、効率的ではなかったと言えるでしょう。
そんなある日、「電子メール」というものが出現して、最初は、ビジネスで使われるものという感覚がありましたが、それもつかの間、瞬く間に普段の生活に浸透してきました。
文通に比べ、一瞬で、しかも実質無料で相手に手紙が届くのですから、
人々が飛びついたのも無理はありません。
しかも毎日玄関先の郵便受けで手紙をチェックしたりする手間がなく
座っていながら、指先でクリックするだけ。
私たちは電子メールによって、現在いる日常世界から一気にバーチャルな世界に飛び出したと言えるでしょう。そして性別、住んでいる地域、国、年齢などを超えて、
幅広い効率的なコミュニケーションが可能になったのです。